採用ミスマッチが招く企業リスクとは?企業がとるべき対策やミスマッチの事例など解説|エンジニアの採用支援・人材紹介会社ならWorkship CAREER

採用ミスマッチが招く企業リスクとは?企業がとるべき対策やミスマッチの事例など解説

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「せっかく採用したのにすぐ辞めてしまった」「期待していた成果を出してくれない」と悩んでいませんか?採用のミスマッチで離職が相次ぐと、人手不足が解消されず、組織力の低下や事業成長の停滞を引き起こします。こうした課題から抜け出すには、企業情報の開示や選考フローの見直しといった対策が欠かせません。

本記事では、採用ミスマッチが企業にもたらすリスクを明らかにし、採用別の事例や、ミスマッチを未然に防ぐ実践的な対策をわかりやすく解説します。

また、ミスマッチを回避する採用手法の「業務委託からの正社員登用」についても紹介。人材の定着率を向上させるヒントとしてお役立てください。

採用のミスマッチが離職を招く理由・原因


出典:厚生労働省-令和6年上半期雇用動向調査結果-入職と離職の推移 

厚生労働省の調査データ(上記)によると、ここ数年の離職率の推移は横ばいとなっています。離職率が減少しない原因を探る際、重要なのが「社員はなぜ転職するのか?」という視点です。

転職者実態調査によると、離職理由として最も多く挙げられているのは「労働条件」「仕事内容への不満」「賃金の低さ」の3つです。これらは採用段階での期待と現実のギャップ、いわゆる「採用ミスマッチ」が原因であるケースも少なくありません。そのため企業は、単に人材を確保するのではなく、採用ミスマッチを未然に防ぐ採用活動へとシフトしていく必要があります。

参考:厚生労働省-令和2年転職者実態調査の概況-離職理由

採用ミスマッチが企業にもたらす5つのリスク

採用ミスマッチが発生すれば、チームのモチベーション低下や業務品質の悪化など、企業に悪影響を及ぼします。そこでこの章では、採用ミスマッチが企業にもたらす5つのリスクについて紹介します。

1.採用コストが無駄になる

採用活動には、求人広告の出稿費や人材紹介会社への手数料など、以下のようにさまざまなコストが発生します。

採用活動のフェーズ

発生する主なコスト

求人募集

求人広告掲載費、採用サイト運用費

採用プロセス

面接・選考の人件費、適性検査費

採用決定後

紹介手数料(人材紹介会社)、内定者フォロー費用

入社後

教育研修費、OJTにかかる人件費

採用したにもかかわらずミスマッチによって早期離職されてしまうと、数十万〜数百万円の損失につながります。再び採用活動を行えば出費が重なるだけでなく、採用担当者の負担も発生します。とくに、金銭的・人的リソースに限りがある企業が受けるダメージは大きいでしょう。

2.チームのモチベーションが下がる

採用した人と社員の相性が不一致だと、チーム全体のパフォーマンスが低下します。たとえば以下のような不満が生まれると、社員はやる気が下がってしまうでしょう。

  • 任せた仕事を最後までやってくれないから安心できない
  • チームの足並みが揃わず、新しいことに挑戦できない
  • 価値観や仕事の進め方が合わず、会話するだけで疲れてしまう
  • 成果を出していない人と同じ給与・待遇なのは納得できない
  • カバーばかりしていて自分の仕事が進まない

こうした状況が続けば職場の雰囲気が悪化し、社内のモチベーションや生産性が低下します。売上や成果にも悪影響を及ぼすため、早い段階でミスマッチを防ぐ採用戦略に変えていく必要があります。

3.業務品質が低下する

採用ミスマッチが起こると、業務品質が下がるリスクがあります。具体的には、以下のような問題が発生する可能性が高くなります。

業務領域

発生しやすい問題

営業・顧客対応

クレームが増えて既存顧客が離れる、新規顧客をゲットできない

技術・開発

納品物の品質が低下し、リリースの遅延が発生する

チーム業務

チーム連携が乱れ、進行スピードが落ちる

業務品質の低下は、単に一部の業務でミスや遅延が起こるだけで終わりません。顧客対応の不備や納品物の品質低下は、企業のブランドイメージに傷をつけることになります。売上全体の減少につながる恐れもあるため、採用のミスマッチは軽視してはいけない問題です。

4.企業の評判が下がる可能性がある

採用ミスマッチによる社員の離職や業務品質の低下は、社外評価にも影響します。とくに口コミサイトやSNSでは、元社員や顧客からの声によって拡散されやすいです。「すぐに人が辞める会社」というイメージが広がれば、求職者が応募をためらいます。応募者数の減少となり、優秀な人材が集まりにくくなるでしょう。

一度失われた評判を取り戻すには、長い時間とコストがかかります。企業のブランド価値を守るためにも、採用段階でのミスマッチを防止していきましょう。

5.人材戦略と事業成長が停滞する

採用は単なる人員補充ではなく、企業の将来を支える投資になります。採用ミスマッチが続けば、人材戦略や事業計画にもさまざまな影響が生じるでしょう。

たとえば、リーダー候補として採用した人材が早期離職すれば、育成計画が白紙になります。また、採用活動や教育に経営陣・現場社員が追われれば、本来の戦略立案や業務改善に手が回らなくなる可能性もあります。競合に比べて成長スピードが遅くなれば、市場シェア獲得にも悪影響です。

採用ミスマッチは「目先の業務上の問題」に留まらず、企業の中長期戦略や事業成長の足かせになります。そのため次の章で解説する、採用ミスマッチを防ぐ対策で社員の定着を図りましょう。

採用ミスマッチを防ぐ!企業側がとるべき7つの対策

採用ミスマッチを防ぐには、単に面接や書類選考だけで判断するのでは不十分です。企業側が多角的に対策を講じることで、入社後の早期離職やチーム不和といったリスクを減らせます。ここでは、具体的に企業が実践しやすい、採用ミスマッチを防ぐ7つの対策を紹介します。

1.求める人物像を明確にする

採用ミスマッチを防ぐには、まず「どんな人物を採用したいのか?」を社内で具体的に決めて共有することが重要です。たとえばフロントエンドエンジニアを募集したい場合は、以下のようにペルソナを設計していきます。

項目

具体例

職種

フロントエンドエンジニア

年齢・性別

20代後半〜30代前半・男女不問

学歴

問わない

必須スキル

Webアプリ開発経験3年以上(JavaScript)

歓迎スキル

  • UI/UX改善の経験
  • Typescriptの経験
  • バックエンド開発の経験

性格

  • チームで協力できる
  • 主体的に課題解決できる
  • ポジティブに変化を楽しめる
  • 企業の理念に共感している

働き方

  • リモートやフレックス勤務で働ける
  • 自宅でワークスペースを確保できる
  • 週一のミーティングに参加できる

自社に必要な人材を明確にしておくと、書類選考や面接で判断基準が統一され、人材の適性が見極めやすくなります。現場からの意見を取り入れながら整理していきましょう。

2.求人票に業務内容や福利厚生などを記載する

採用ミスマッチを防ぐには、求人票に業務内容や福利厚生などを正確に載せることが重要です。たとえば、以下のように求人票を作成していきましょう。

求人票の例

タイトル例

【フルリモート可!】Webアプリエンジニア(フロントエンド)で自由な働き方と成長を両立

仕事内容

  • Webアプリケーションのフロントエンド開発
  • チームでのコードレビュー、テスト・デバッグ業務
  • 技術選定やUI改善提案への参加

応募資格

  • 必須スキル:Webアプリ開発経験3年以上(JavaScript)
  • 歓迎スキル:UI/UX改善の経験 / Typescriptの経験 / バックエンド開発の経験

雇用形態

正社員

給与

月給37万〜50万円

想定年収

年収450万円〜600万円

福利厚生

資格取得支援制度あり、服装自由

勤務形態

フルリモートまたはフレックス勤務可能

求める役割

本ポジションでは、プロジェクトメンバーのWebアプリエンジニア(フロントエンド)として、Webアプリ開発に関わりながら経験を積めます。

将来的にはチームリーダーやプロジェクトマネージャーへのキャリアパスを用意しており、技術研修や外部セミナーへの参加支援を受けながらスキルアップできます。自身のスキルを最大限に発揮し、チームとともに前向きに成果を作り上げる方を歓迎いたします。

上記のように求人票のタイトルは、求職者が思わずクリックしたくなるような魅力的な表現にしていきましょう。企業独自の取り組みやカラーを載せることで、他社と差別化できます。また正確で分かりやすい求人票は、応募者からの信頼につながり、質の高い応募が集まりやすくなります。

3.現場で働く人や職場環境を開示する

採用のミスマッチを起こさないためにも、職場の雰囲気や働く人の声も伝えていきましょう。とくに、SNSやオウンドメディアでの発信は効果的で、日常の雰囲気や社員の人柄を自然に伝えられます。具体的に以下のようなことを開示していきましょう。

  • 社員インタビュー記事や動画の公開
  • オフィスや働く風景の写真をSNSで発信
  • 社内イベントの発信
  • 募集ポジションで一緒に働くメンバーを紹介

情報発信によって職場環境をリアルにイメージできるため、応募者は企業に対して親近感を感じ、応募意欲が向上します。事前に「どのような人が働いているのか?」「どのような職場なのか?」を確認できるため、入社後のギャップを少なくできます。結果、早期離職や採用のミスマッチが軽減するでしょう。

4.カジュアル面談や職場見学を導入する

選考過程でお互いの理解を深める機会を増やす方法も効果的です。たとえば、以下のようなアプローチをおすすめします。

方法

メリット

カジュアル面談

  • リラックスした状態で話せる
  • 応募者の本音を引き出しやすい
  • 仕事内容やキャリアへの希望のすり合わせがしやすい

職場見学

  • 実際のオフィス環境やチームの雰囲気を直接伝えられる
  • 入社後のギャップを減らせる

試用期間の活用

  • 実際に働いてみて相性を確認できる
  • 採用判断の精度を高められる

カジュアル面談や職場見学では、応募者は企業文化や働き方を肌で感じられます。企業側も、候補者と直接話ができるため、どういう人物かをリアルに把握できる点でプラスです。

また正社員採用する前に、試用期間を設定して相性を見極めるのもいいでしょう。業務ベースで勤務態度や適性をチェックできるため、採用のミスマッチを防ぐ方法としておすすめです。

▼関連記事:業務委託を「試用期間」として活用するメリットとは?業務委託から正社員登用する流れも解説

5.一貫性のある選考にする

採用のミスマッチを防止するには、選考フローの一貫性が欠かせません。「面接官ごとに評価の基準が違う」「質問内容がバラバラ」といった状況だと、正しく候補者を見極められず、「採用してみたら合わなかった」という状況を招きやすくなります。そこで以下のような対策を取り入れて、選考の質を高めていきましょう。

  • 評価項目や基準、質問内容を定めて面接する「構造化面接」を導入する
  • 実務に即した課題やワークサンプルを取り入れる
  • 面接官教育を行い、主観評価のブレを防止する

上記のように、一貫性のある選考にすることで、客観的な評価による公平な選考となります。自社独自の再現性のある選考を行い、候補者と企業、双方にとって納得のいく採用にしていきましょう。

6.内定〜入社までのフォローを強化する

採用が決まっても、入社前のフォローが不足していると「本当にこの会社でいいのか?」と内定者が不安を抱きます。特に、内定から入社までの数週間〜数か月は心境が揺れやすいです。内定辞退や早期離職につながることもあるため、企業側はフォロー体制を強化しておきましょう。たとえば、以下のようなフォロー施策がおすすめです。

  • 定期的な連絡、コミュニケーション
  • 内定者懇談会、オンライン座談会の実施
  • 業務や研修の事前案内

このように不安を取り除きつつ、仲間意識を醸成することで定着率が向上します。入社後の初日から前向きに業務へ着手してもらえるよう、内定者をサポートしていきましょう。

7.業務委託契約からスタートして正社員登用する

いきなり正社員として採用すると、入社後に「想像していた仕事内容や働き方と違った」といったギャップが生じやすくなります。そこでおすすめしたいのが、まずは業務委託契約で一緒に働いた後、相性を確認してから正社員登用する方法です。以下では、そのメリットについてまとめました。

企業側のメリット

候補者側のメリット

  • 実際の実務からスキルを確認できる
  • 候補者との相性を見極められる
  • 人材の定着率が高い
  • 採用のミスマッチを防げる
  • 職場環境を知ることができる
  • 入社後の働き方をイメージできる
  • 企業との相性を確かめられる

業務委託期間を「お試し期間」として活用することで、企業は適切な人材を見極められ、候補者は安心して入社判断ができます。採用ミスマッチを防ぎつつ、長期的に活躍できる人材を確保する手段としておすすめです。

採用別で起こるミスマッチの事例4選

ここでは具体的に、採用別で起こるミスマッチのケースを紹介します。

1.新卒採用の場合

新卒採用はポテンシャルに期待できる一方で、社会人経験がないことから入社後にミスマッチが起こりやすいと言われています。たとえば、以下のようなケースが多く見られます。

新卒採用で起こりやすいミスマッチ

詳細

仕事や業界への理解不足によるギャップ

「華やかだと思っていたが、実際は地道な業務が多かった」などの理由で離職につながる

学生と企業側のコミュニケーション不足

面接や説明会で十分に情報が伝わっておらず、「思っていた会社と違った」と感じる

学歴や活動重視で採用した結果、入社後に意欲が続かない

実際の業務適性や継続力を見極めきれず、早期離職につながる

配属・キャリアパスに対する不満や誤解が生じた

「希望の部署に行けなかった」「キャリアアップの見通しが不透明」といった不満を抱いていた

このように、新卒採用では「本人の期待」と「企業が与える業務」との間に差が生まれやすいです。そのため、たとえば以下のような方法が効果的です。

  • インターンシップ生を受け入れる
  • OBOG訪問・社員との面談を実施する
  • オンライン個別説明会と企業説明会の両方を実施する
  • 希望や適性を踏まえた配属計画を共有する

入社前にインターンやカジュアル面談を実施し、実務体験や社員との交流を通して企業・業界との相性を確認してもらいましょう。内定後のフォローも丁寧に行い、不安や疑問を解消する仕組みにすることも重要です。

2.中途採用の場合

中途採用では、前職との業務スタイルや企業文化の違いによってミスマッチや早期離職が起こりやすいです。たとえば、以下のようなケースが報告されています。

中途採用で起こりやすいミスマッチ

詳細

前職との業務スタイルや文化の違い

「前職は自由度が高かったが、現職は承認フローが多い」といったカルチャーギャップを感じて退職した

入社前情報と実際の業務・待遇の差

給与や仕事内容、裁量権などで認識にズレが起きて、不信感が生じた
社員経由での紹介「リファラル採用」でのギャップ紹介された人材が、業務理解や企業文化への適応力が不足していた

中途採用のミスマッチを防ぐには、以下のように、入社前後の情報共有や評価制度の整備が欠かせません。

  • 業務内容や評価基準を入社前から具体的に提示する
  • ワークサンプルやケーススタディで現場に近い能力をチェックする
  • 研修・メンター制度で業務理解をサポートする
  • 社内見学や社員とのカジュアル面談でカルチャーフィットを確認する
  • リファラル採用でも実務適性や能力を評価する

これらを実践することで、中途採用後の定着率を高め、ミスマッチによる早期離職やパフォーマンスの低下を防げます。

▼関連記事:【企業向け】正社員採用のメリット・デメリットとは?非正規雇用や業務委託との違いも解説

3.パート・アルバイトを採用した場合

パート・アルバイト採用では、仕事内容や職場の実態とのギャップからミスマッチが生じることがあります。たとえば、以下のようなケースです。

パート・アルバイト採用で起こりやすいミスマッチ

詳細

応募時は柔軟な勤務が可能と聞いていたが、実際はシフトに融通が利かない

希望シフトや勤務時間と実際のシフトが合わず、早期退職につながる

社員との関係に溝がある

チームに馴染めない雰囲気があると辞めやすい

業務内容の希望と実態が食い違う

求人情報や面接時の説明だけでは、実際の業務や負荷が伝わっていなかった

パート・アルバイト採用も、入社前の情報提供と入社後のフォローが重要です。たとえば、以下のような対策・工夫をしていきましょう。

  • 仕事内容や勤務条件を求人票に具体的に提示する
  • SNS投稿(写真・動画)で職場の雰囲気を見せる
  • 初日から数ヶ月の間は先輩スタッフがサポートする

またパート・アルバイトは、一定の勤務条件に当てはまる場合、社会保険の加入対象となります。社会保険に関する説明の不足や、手続きの遅延が発生すると、企業への信頼度が低下します。早期離職の原因にもつながるため、迅速に対応していきましょう。

4.派遣社員・契約社員を採用した場合

派遣社員や契約社員は、以下のような形でミスマッチが発生しやすいです。

派遣社員や契約社員の採用で起こりやすいミスマッチ

詳細

正社員登用前提の認識と現実のギャップ

「正社員登用前提」と伝えられていたが、実際には制度が機能していない

派遣先の文化・業務との不適合

派遣先の文化・業務と社員の適性が合わず、早期終了になる

待遇や評価の不明瞭さ

契約社員の立場や評価基準が不明瞭で、モチベーションが低下した

派遣社員・契約社員採用も、契約前後の情報共有とサポートが重要です。たとえば以下のような対策を講じましょう。

  • 契約時に正社員登用のタイミングや適用条件などを説明しておく
  • 自社の業務や文化を、派遣会社に詳しく伝える
  • 業務範囲や求める成果を契約書・求人票に記載する
  • 入社前オリエンテーションで担当業務や目標を共有する

派遣社員・契約社員は有期雇用であることから、「どうせあと1年しかここで働けない」というネガティブな気持ちになりやすいです。そのため日常的なコミュニケーションを大切にしつつ、評価のフィードバックを丁寧に行いましょう。また、スキルアップ・キャリアパスにつながる研修の実施も効果的です。「ここで成長できる」という実感を高め、早期離職を防ぎましょう。

▼関連記事:【企業向け】正社員と契約社員の違いとは?両者のメリット・デメリットを解説

採用のミスマッチを防ぐ「業務委託から正社員登用」という選択肢

採用ミスマッチを防ぐ手法としておすすめしたいのが、「業務委託から正社員登用」です。「業務委託から正社員登用」とは、まず業務委託で仕事を依頼してスキルや相性を確認した後、フリーランスや副業人材を正社員登用する手法のことです。ここでは、「業務委託から正社員登用」のメリットを紹介します。

▼関連記事:トランジション採用とは?トライアル採用との違いやトランジション採用の導入事例など解説

お試し期間で相互理解を深められる

業務委託から正社員登用の大きな特徴は、お試し期間を通じて相互理解を深められることです。企業側は、実際の業務を通じて候補者のスキルや適性、相性を確認できます。期待値のズレを事前に調整でき、採用ミスマッチを予防できる点がメリットです。働く側は、実際の仕事内容や職場環境を体験した上で、正社員になるかを判断できます。

このように業務委託から正社員登用では、企業と働く側、双方が納得した上での採用となります。お互いを知った上での入社となるため、採用後のギャップを最小化できます。

即戦力人材をすぐに確保できる

正社員採用の場合、内定から入社までに時間がかかるケースが多く、急な人員不足にも対応しにくいです。また、実際に働いてみるまでスキルや実務力が分かりにくく、ミスマッチが生じても簡単には解雇できません。

その点、業務委託契約は必要に応じて契約期間を調整できる契約形態です。仮に相性が合わない場合でも、事前通知で契約終了させることも可能です。相性が合えば正社員化を打診して採用までいくと、スムーズにプロジェクトへ参画してもらえます。業務委託期間中のやり取りで、すでに業務の進行や注意点を把握しているため教育コストも削減できます。

採用ミスマッチで発生するリスクを回避できる

採用ミスマッチが生じれば、チームのモチベーション低下や業務品質の低下を招きます。その点業務委託から正社員登用では、入社前に候補者の適性やチームとの相性を入念に確認できるためミスマッチを防止できます。具体的に、業務委託から正社員登用は以下のような企業におすすめです。

  • 採用ミスマッチによる早期離職が多い
  • 専門スキルを持つ即戦力人材が欲しい
  • 採用に慎重で、正社員登用にリスクを感じている
  • 新しい領域やプロジェクトを立ち上げる
  • 採用ブランディングや母集団形成に課題がある
  • 採用コストや人件費を効率的に運用したい

即戦力人材を効率的に確保しつつミスマッチを防ぎたい場合、業務委託から正社員登用を前提とした採用フローの導入を検討しましょう。

▼関連記事:業務委託と正社員、どっちがいい?両者のメリットや正社員登用のステップまで解説

業務委託から正社員登用を進めたい企業には、Workshipキャリアがおすすめ!

ここまで解説してきたように、チームの士気低下や業務品質の悪化など、採用ミスマッチは企業へのダメージが大きいです。求める人物像を明確化し、求人情報の透明性を高めてミスマッチを予防していきましょう。

「業務委託から正社員登用」 という採用手法を取り入れることで、ミスマッチを防ぎながら自社に合う人材を確保できます。「業務委託から正社員登用」をスムーズに進めたい企業におすすめなのが、『Workship CAREER(ワークシップキャリア)』です。Workshipキャリアでは、即戦力となるIT・DX人材をご紹介いたします。

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記事を書いた人
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