副業か転職か?年収アップに向けて判断するポイント、それぞれのメリット・デメリットを解説|エンジニアの採用支援・人材紹介会社ならWorkship CAREER

副業か転職か?年収アップに向けて判断するポイント、それぞれのメリット・デメリットを解説

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年収アップに向けて、副業に力を入れるか、転職するかで迷っていませんか?

副業を始めてみたものの、「思ったより収入が上がらない」「時間の制約が厳しい」など、壁にぶつかった人も多いかもしれません。

今の仕事を続けながら副業で収入を上乗せするか、転職して本業の収入を高めるか、よい選択をするためにはいくつかの判断軸があります。

本記事では、副業と転職それぞれのメリット・デメリットを整理し、判断のポイントを解説します。

副業も転職も、一般的な選択肢になった

最近では、かつて一般的だった「ひとつの会社で勤め上げるのが正解」という価値観は薄まりつつあり、転職も珍しくない選択肢となっています。

まずはそれぞれの現状を、数字で確認しておきましょう。

株式会社インディードリクルートパートナーズの調査(2024年時点)によれば、兼業・副業を実施している人の割合は10.7%に上ります。また、従業員の兼業・副業を認める制度のある会社は60.7%であり、2020年の49.5%から増加しています。

このように、働き手も雇い手の両方の視点から見て、副業はイレギュラーなものではなくなりつつあります。

また、年ごとの転職入職者の割合は、厚生労働省「雇用動向調査」によると、10%前後で推移しています。

つまり、1年ごとに10人に1人が転職しているという計算になり、転職も特別な選択肢ではなくなっていることが見て取れます。

副業のメリット

本業以外の時間に個人事業やアルバイトなどに取り組む「副業」は、小さなリスクで可処分所得を増やすための有効な手段です。

ここでは、副業のメリットを詳しく解説します。

会社を辞めずに収入を増やせる

副業の最大のメリットは、本業の安定した給与を維持しながら収入を上乗せできる点です。

生活費の補填や貯蓄、自己投資の原資をつくりたい場合に、転職のような大きなリスクを取ることなく、現状を少しずつ改善できます。

雇用の安定性が薄まりつつあるなか、収入源を複数に分散できることは、心の余裕にもつながります。

やりたい仕事を小さく試せる

「いきなり転職するのが不安」「異業種転職のチャンスをつかみづらい」といった場合でも、まずは副業で小さく始めてみることで、自分の適性や向き・不向きを確かめられます。

たとえば「副業で手ごたえを感じてから、同じ分野の企業に転職する」という段階的なキャリアチェンジも可能です。

場合によっては、副業を経てそのまま副業先の企業に転職する「副業転職」も、選択肢の一つになり得ます。実際にパーソル総合研究所の調査(2025年)によると、副業経験者の6.7%(20代では13.6%)が「副業先の企業へ転職した経験がある」と回答しています。

関連記事:副業先への正社員転職は目指せる?成功させるためのポイントまとめ

スキル・実績・人脈が広がる

副業で関わる仕事が増えることで、一つの職場で働くだけでは得られない知識や、経験を積みやすいのもメリットです。社外の人脈や情報に触れられる機会も増えるため、市場価値の向上にもつながります。

さらに、本業との親和性が高ければ、副業で培ったスキルを本業に還元できるケースもあります。副業でライティングやデザイン、プログラミングなどの汎用性の高いスキルを伸ばせれば、本業でも活かせる場面があるかもしれません。

副業のデメリット

上記のようなメリットの一方、副業にはデメリットやリスクも存在します。始める前に、以下の点を念頭に置きましょう。

時間や体力を削られやすい

副業は、基本的に本業の前後や休日に取り組むことになるため、労働時間が長くなりがちです。そのため、体力的・精神的な余裕がない状態で無理に副業を続けると、本業のパフォーマンスが落ちたり、健康を損ねたりするリスクもあります。

自分のキャパシティを冷静に見極めたうえで取り組む、バランス感覚が求められます。

収入が思ったほど伸びないことも

副業で典型的な報酬パターンが、納品物ごとに報酬を受け取る「請負型」です。この場合、発注量によってその月の収入は左右され、「思ったように年収が上がらない…」というケースも珍しくありません。

実際に、dodaの調査によると、副業の平均月収は65,093円と一定数あるものの、収入帯で最も多いのは1万円未満(48.1%)となっており、副業で生活を大きく改善できる人ばかりではないことがわかります。


出典:副業をしている会社員の割合は?副業の実態調査【最新版】 | doda

税金や社会保険の自己管理が必要になる

副業を始めるにあたって注意が必要なのが、社会保険や、個人事業での所得についての税金を、自分で管理しなければならないことです。

年所得(必要経費を差し引いたもの)が20万円を超える場合は、別途確定申告が必要になるほか、雇用型の副業(アルバイト・パート)の場合は、健康保険・厚生年金保険の届出が必要になる場合があります。

収入が増える分、管理コストも発生すると認識したうえで副業を検討するのがよいでしょう。

転職のメリット

転職は、本業の環境そのものを変えるという大きな意思決定だけに、成功すれば副業では得られない規模の変化を実現できます。

ここでは、転職によって得られる主なメリットを解説します。

本業による悩みの根本的解決につながる

本業の業務内容や待遇、人間関係などに悩みがある場合、転職すれば根本から悩みを解決できる可能性があります。

たとえ副業で収入を上乗せしても、週40時間程度を占める本業での負担や不満は変わりません。「今の会社で働き続けること自体が大きなストレス」という状況であれば、副業よりも転職が有効な選択肢となるでしょう。

年収や待遇アップを確実に達成しやすい

副業でも年収が上がる可能性はあるものの、上述の通り、必ずしも収入が安定するわけではありません。それに対し、転職に成功すれば毎月の基本給が上がるため、手堅く可処分所得を増やしやすいといえるでしょう。

厚生労働省の調査(2024年)によれば、転職で賃金が増えた人は40.5%。1割以上増えた人は29.4%に上り、堅実な収入アップを目指すうえで転職が有効な手段であることが見て取れます。

キャリアを大きく変えられる

今の職種に対する関心が薄れていたり、「今の会社にいても望むキャリアに進めない」と悩む場合は、転職で本業そのものを変えるのが有効な選択肢となります。

あるいは、同じ業種で仕事を続ける場合でも、業界や企業規模を変えることで、さらなる年収アップや、昇進を目指せる場合があります。

とくに、転職エージェントと一緒に自己分析をすると、目指すキャリアを言語化して、次のステップへ踏み出しやすくなるはずです。

転職のデメリット

転職は大きな変化であるだけに、一定のリスクも伴います。転職を考える場合は、以下に挙げるようなデメリットやリスクに注意したうえで判断するとよいでしょう。

環境変化によるストレスがある場合も

仕事の進め方や人間関係、評価基準、企業文化が変わる以上、たとえ相性の良い企業に転職できたとしても、短期的にはストレスがかかります。

労働環境や待遇については、外から見た情報だけではわからない部分も多く、「入ってみたらやはり合わなかった」と悩むケースは珍しくありません。

現職に大きな不満がない人ほど「なんとなく転職してみた」では後悔しやすいため、「なぜ転職するのか」という理由を明確にしておくことが大切です。

また求人広告だけを見て応募すると「思っていた条件と違う」という不満につながることもあるため、キャリアアドバイザーの支援などを受けながら情報を集めるのがおすすめです。

転職は実現するまで時間と労力がかかる

副業であれば、月数万の収益を数ヶ月で達成できるケースもあります。それに対して転職の場合、準備から実際の入社までに半年~1年ほどかかる場合も少なくありません。

また、時間だけでなく、転職活動にかかる労力にも注意が必要です。自己分析、職務経歴書の作成、求人選び、面接対策、条件交渉まで多くのことに取り組む必要があり、本業と並行して転職活動を進めるのは決して簡単ではありません。

転職エージェントに登録すれば、テンプレートを利用して書類作成を効率化できる、企業との日程調整や交渉を代行してもらえるといったメリットが得られます。少しでも負担を減らしながら転職したい方は、エージェントの利用を検討するとよいでしょう。

副業と転職、自分はどちらが向いている? 

副業か転職か、どちらが向いているかは一概には言えず、自分の状況や目的に照らし合わせて判断することが大切です。

ここでは、副業・転職それぞれが向いている人の特徴を整理します。

副業が向いている人

「現職に大きな不満はないものの収入や将来に不安がある」など、リスクを抑えながら将来的な選択肢を広げたい人には、副業が向いています。

  • 現職に大きな不満はないが不安がある人

収入や将来に不安があるものの、今の仕事をすぐ辞めるほどではない場合は、副業でリスクを抑えながら収入源や選択肢を広げられます。

  • まずは小さく試してから判断したい人

いきなり転職するのが不安な人にとって、副業は向き・不向きを見極めるための試行機会になります。

実際に、副業で手応えを感じてから副業先の企業(または同じ分野の別企業)に転職するというケースも少なくありません。

  • 市場価値を高めたい人

副業は自分の希望する仕事に取り組めるため、目指すキャリアから逆算してスキル習得を始めるという手段も取れます。

これによって、目先の収入が得られるだけでなく、スキルを高めて現職での昇進・昇給や希望する業種・業界への転職にもつなげられるのです。

転職が向いている人

本業そのものへの不満が強い人や、キャリアを大きく変えたい人には、転職のほうが合理的な選択肢になる場合があります。

  • 本業に強い不満がある人

人間関係や労働時間、評価制度などに強い不満がある人は、転職をしたほうが解決に近づきやすいといえます。たとえ副業で収入を足しても、本業のストレス要因そのものは解消されません。

転職エージェントと一緒に理想のキャリア・働き方を整理して、信頼できる企業を探すことで、現状からの根本的な改善を実現しやすくなるはずです。

  • 副業に時間や体力を割けない人

そもそも「残業が多い」「休日も疲れて動けない」といった人にとって、副業は現実的な選択肢になりにくいといえます。

体力に余裕があっても、「土日は家事・育児に集中したい」などワークライフバランスを考える場合は、転職によって本業一本で状況の改善を図るほうがよいかもしれません。

  • キャリアをの方向性を変えたい人

現職では希望するキャリアに進めない場合は、転職によって環境を変えるほうが早いケースもあります。業界や企業を変えることで、収入や成長機会が大きく広がる可能性があります。

転職でどのようなキャリアが視野に入るかは、市場の動向や自分自身のスキル・経験など、さまざまな事情に左右されます。転職エージェントに登録して、求人や年収相場を見るだけでも、将来的な選択肢を把握するうえで大きなヒントが得られるでしょう。

副業と転職、両方進める方法もある

副業か転職かは必ずしも二者択一ではありません。状況に応じて組み合わせたり切り替えたりすることで、長期的に見て、よりよい意思決定につながる場合もあります。

副業で適性と実績をつくってから転職する

副業で興味分野を試し、実績や成果物をつくり、それを武器に転職活動に臨む方法があります。たとえばエンジニアであれば、公開可能な実績をGithub上にポートフォリオとして掲載することで、経験者枠・即戦枠として採用される可能性が高まります。

迷うなら“期限を決めて比較する”のがおすすめ

「副業か転職か」で結論が出ないまま時間だけが過ぎていくケースは少なくありません。そうした事態を回避するためには、3〜6か月など期限を決めて、両方を比較してみることをおすすめします。

副業の収益化見込み、継続できる体力、転職市場での年収相場、希望条件に合う求人の有無などを具体的に確かめることで、良質な判断につなげられます。

転職活動で市場価値を確認しながら副業を続ける

すぐに転職するつもりがなくても、転職エージェントなどに登録して求人情報や年収相場を見ておくことで、自分の市場価値を把握しやすくなります。

実際に、転職エージェントの登録者には、すぐの転職を考えていない人も少なくありません。キャリアアドバイザーとの面談でキャリアビジョンを言語化したり、届くスカウトで市場価値を測ったりすることも、将来の選択を広げることにつながります。

納得のいくキャリア選択のために、転職エージェントを利用しよう

働き方が多様化したぶん、キャリア形成について迷いやすい時代になっています。

重要なのは、「自分がどんなキャリアや働き方を実現したいのか」を言語化し、市場全体の状況にも目を向けたうえで、取るべき選択肢を考えていくことです。

副業で収入の上乗せを図るか、転職でキャリアを根本から変えるか、どちらの場合も、一度プロに客観的なフィードバックをもらうことで、納得のいく意思決定につなげやすくなります。

『Workship CAREER』では、副業やフリーランスの動向にも詳しいキャリアアドバイザーが、あなたの状況を踏まえてアドバイスを行います。納得のいくキャリア形成について考えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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渡眞利駿太
記事を書いた人
渡眞利駿太

大阪大学法学部卒。行政の教育事業支援、広告業界での人事職を経て2025年よりフリーランスライターに。ITやSaaS分野を中心に、採用広報記事や技術コラム、セミナーレポートなど幅広く記事制作に携わる。執筆・編集実績は約200本。

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