人材派遣と人材紹介の違いを整理|雇用主・働き方・安定性を解説|エンジニアの採用支援・人材紹介会社ならWorkship CAREER

人材派遣と人材紹介の違いを整理|雇用主・働き方・安定性を解説

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転職活動や仕事探しを進める中で、「人材派遣」と「人材紹介」という言葉を目にする機会は多いのではないでしょうか。どちらも仕事を紹介するサービスではありますが、雇用主や契約の形態、働き方の立場には大きな違いがあります。

この違いを理解しないまま利用すると、「思っていた働き方と違った」「雇用が不安定だった」といったミスマッチにつながることもあります。

この記事では、人材派遣と人材紹介の違いを仕組み・雇用関係・収入・安定性という観点から整理し、自分に合った選択ができるよう分かりやすく解説します。

人材派遣と人材紹介の違いを最初に整理する

人材派遣と人材紹介(エージェント)の違いを知っておくことが、転職活動をスムーズに進める上で欠かせません。

ここでは、それぞれの違いについて整理します。

雇用関係と契約構造の違い

人材派遣と人材紹介の最大の違いは、「誰と雇用契約を結ぶか」にあります。

人材派遣の仕組み

出典:しくみと法律 | 一般社団法人日本人材派遣協会

人材派遣は、「派遣会社」「派遣先企業」「派遣社員」の三者関係で成り立っています。

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で業務を行います。日々の業務指示は派遣先企業から受けますが、給与支払いや社会保険、契約管理は派遣会社が行います。

派遣契約は一定期間ごとに更新されるケースが多く、契約終了の可能性が常にある点が特徴です。

人材紹介の仕組み

出典:厚生労働省「職業紹介事業制度の概要」

人材紹介では、紹介会社は求人情報の提供や選考支援を行う仲介役です。採用が決まった後は、求職者と勤務先企業が直接雇用契約を結びます。

入社後の評価制度や昇給、異動などはすべて企業のルールに基づいて行われ、紹介会社が関与するのは主に入社までとなります。

雇用主・収入・安定性での比較

項目人材派遣人材紹介
雇用主派遣会社勤務先企業
契約形態有期契約が基本無期または有期
収入形態時給・月給年収ベース
賞与原則なしありのケースも多い
安定性契約更新次第企業の経営状況次第
福利厚生派遣会社の制度企業の制度
立場外部スタッフ企業の社員

このように、人材派遣は「働き方の柔軟性」、人材紹介は「雇用の安定性」に、それぞれ特徴があります。

人材派遣では、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で業務を行います。日々の業務指示は派遣先企業から受けますが、雇用責任は派遣会社が負い、給与の支払いや社会保険の手続き、契約更新などは派遣会社が行う仕組みです。

一方、人材紹介では、紹介会社は求人と求職者をつなぐ仲介役です。採用が決まったら、求職者と勤務先企業が直接雇用契約を結びます。入社後の評価制度や昇給、待遇などはすべて企業の人事制度に基づいて運用されます。

また福利厚生についても、雇用主の違いによって適用される制度が異なります。人材派遣の場合は派遣会社の福利厚生制度が適用され、人材紹介の場合は勤務先企業の制度が適用されます。派遣社員の待遇については、厚生労働省が定める「派遣先均等・均衡方式」および「労使協定方式」に基づいて整理されています。

参考:厚生労働省-不合理な待遇差解消のための点検・検討マニュアル p.22 2-1「派遣先均等・均衡方式」と「労使協定方式」の概要

人材派遣と人材紹介どちらが向いている?

ここまでで人材派遣と人材紹介の違いについて整理しました。では、自分にはどちらのサービスが向いているのでしょうか。

転職理由や、希望するワークスタイルをもとに考えてみましょう。

人材派遣が向いているケース

  • 働く期間や条件を柔軟にしたい
  • ライフスタイルに合わせて仕事を選びたい
  • 正社員にこだわらず、まず働きたい

勤務地や勤務時間、契約期間を比較しながら選べるため、生活状況に合わせた働き方を実現しやすい点が人材派遣の強みです。短期間で複数の職場を経験したい人や、キャリアの方向性を模索中の人にも向いています。

人材紹介が向いているケース

  • 長期的に安定した雇用を重視したい
  • キャリアアップや収入向上を目指したい
  • 転職活動のサポートを受けたい

腰を据えて働ける企業を探したい人にとって、人材紹介は有力な選択肢です。求人紹介や選考対策などの支援を受けられるため、転職に不安がある人にも利用しやすい仕組みです。

人材派遣のよくある誤解とそれぞれの注意点

人材派遣について調べていると、ネット上の口コミや体験談を通じて、ネガティブなイメージを目にすることも少なくありません。
しかし、こうした情報の中には、特定のケースだけを切り取ったものや、状況によって受け止め方が大きく変わる内容も多く含まれています。

ここでは、人材派遣に関してよく見られる誤解を取り上げ、実際の仕組みや注意点を踏まえて整理します。

派遣は不安定、紹介は安定という認識について

「派遣は不安定で、人材紹介は安定している」というイメージを持つ人は多いかもしれません。しかし、実際には単純に分けられるものではありません。

たとえば派遣であっても、同じ派遣先で長期間就業しているケースや、契約更新を前提とした働き方もあります。一方で、人材紹介による正社員採用であっても、業績悪化や事業再編などによって雇用環境が変化する可能性は、ゼロではありません。

安定性は雇用形態だけで決まるものではなく、業界の特性、職種の需要、契約条件、企業の経営状況など、複数の要素が関係しています。「派遣か紹介か」だけで判断するのではなく、個別の条件を確認することが重要と言えるでしょう。

人材紹介=正社員だけではない

人材紹介というと、「正社員として採用される」というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし人材紹介では、正社員以外の雇用形態も扱っています。

たとえば、契約社員としての採用や、一定期間派遣社員として働いた後に直接雇用を目指す「紹介予定派遣」といった仕組みもあります。これらは、企業と求職者の双方が相性を確認しながら雇用を検討できる点が特徴です。

「人材紹介=必ず正社員」と固定的に捉えてしまうと、自分に合った選択肢を見落としてしまうこともあります。雇用形態だけで判断せず、実際の求人条件や契約内容を確認したうえで検討することが大切です。

違いを理解したうえで選ぶことが重要

人材派遣と人材紹介には優劣があるわけではなく、自分の目的や状況に合わせて選ぶことが大切です。

柔軟な働き方を重視するなら人材派遣、長期的なキャリア形成を重視するなら人材紹介というように、それぞれの違いを理解したうえで活用し、納得できる選択をすることが、後悔しない転職につながります。

自分に合った働き方を整理しながら転職を検討したい方には、『Workship CAREER』のような転職支援サービスを活用するのもひとつの方法です。条件や希望を明確にしたうえで、無理のない形でキャリアを考えていきましょう。

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